株式会社ソレイユ取締役の山口忍が語る、補償クラウド「伝平」の開発秘話

自己紹介|株式会社ソレイユ取締役 山口 忍

私は経営企画として、会社全体の成長戦略を描き、具体的な事業計画を策定する役割を担っています。市場環境の分析や競合調査を行い、それを基に経営陣への提案を行います。また、計画を実行に移す際の進捗管理や部門間の調整役も務めており、会社全体が同じ方向を向いて動けるようサポートしています。

経営陣の意思決定を円滑にするため、データや事実に基づいた提案を行うことを重視しています。また、戦略が実行段階で成果を出せるよう、現場とのコミュニケーションを大切にしています。経営と現場の橋渡し役として信頼を得ることが重要だと考えています。

経営の中枢に近い位置で業務を行えることに大きなやりがいを感じます。自分が立案した計画が実際に事業の成果に繋がる瞬間や、組織が一丸となって目標に向かう姿を見ると、大きな達成感を得られます。また、新たな挑戦を繰り返しながら自分自身も成長できる点が魅力です。

会社の成長だけでなく、持続可能性や社会的価値を意識した経営企画を実現したいと思っています。環境や社会への貢献を考慮した新しい事業の立ち上げにも挑戦し、企業の価値をより高めていくことを目指しています。

株式会社ソレイユとは?

株式会社ソレイユは、測量業務や補償コンサルタント業務を中心に、多岐にわたるサービスを展開している企業です。1991年に設立され、本社は東京都千代田区大手町にあります。例えば、測量や補償業務だけでなく、一級建築士事務所としての業務、労働者派遣事業、有料職業紹介事業、さらには宅地建物取引業まで幅広く手掛けています。私たちの強みは、これらの多様なサービスを高い専門性で提供できる点です。
当社には技術士や一級建築士、測量士など、多くの資格を持ったプロフェッショナルが在籍しています。特に、公共事業に関連する用地取得や補償業務では、経験豊富なスタッフが揃っており、お客様の信頼に応える体制を整えています。また、医療分野にも対応しており、歯科技工所の開設や高度管理医療機器の販売業務なども行っています。こうした多角的な取り組みが、私たちの専門性をより一層高めています。
地域社会との調和を大切にし、公正かつ誠実な事業活動を通じて社会的責任を果たすことを基本方針としています。また、人材を財産と考え、社員一人ひとりの育成に力を入れています。公平な評価と処遇を行いながら、働きがいのある環境作りを進めています。これらの取り組みによって、地域にとって欠かせない企業になることを目指しています。

クラウド補償システム「伝平」とは

クラウド補償システム「伝平」は、損失補償業務における木造建物の現地調査、図面作成、算定書作成を効率化するために開発されたクラウドベースのシステムです。従来の手書き野帳や手動での図面・調査表・算定書作成に伴う入力ミスや転記ミスを防ぎ、精度の高い成果物を作成することが可能です。
現地調査では、タブレット端末を使用してデータを入力し、その情報はクラウド上に保存されるため、現場とオフィス間でのデータ共有がスムーズに行えます。これにより、帰社せずとも会社との連携が可能となり、作業時間の大幅な短縮が期待できます。
「伝平」は、CADの専門知識が不要で、ブラウザ上での入力が可能なため、特別なソフトウェアのインストールや新たなPC環境の準備が不要です。また、調査表や算定書はExcel形式、図面はSFC形式で出力でき、納品形式に対応しています。
さらに、外壁や内壁、建具、各設備の自動集計機能や、標準単価の組み替えや外部単価の入力を行う代価表・合成単価表の作成機能など、多彩な機能を備えています。これらの機能により、補償業務の生産性向上と働き方改革の推進に寄与することを目指しています。

「伝平」を事業化しようと思ったきっかけ

伝平」を事業化しようと思ったきっかけは、多くの企業が現在、複数のソフトを使い分けながら成果品を作成する必要があるという現状を目の当たりにしたことです。現地調査から図面作成、算定書作成に至るまで、異なるツールを使用するたびに同じデータを何度も入力する必要があり、その過程でミスが発生するリスクが高まります。このような手間やリスクを軽減したいという声が業界内で多く聞かれるようになりました。

特に、手書きの野帳や紙ベースでの調査を行った後、それをデジタル化して別のソフトで図面や算定書を作成する流れは、時間と労力がかかるだけでなく、データの転記ミスや入力漏れといった課題を生じやすい状況です。そのため、「一度の入力で全てが完結し、かつ精度の高い成果物が簡単に作成できるツールが欲しい」という声が業界内で広がっていました。

こうした課題を解決し、補償業務の効率化と精度向上を図るため、「伝平」の事業化に踏み切りました。一度のデータ入力で全ての作業が完結する仕組みを構築し、業務全体を簡便化することで、多くの企業のニーズに応えることができると確信しています。伝平は、こうした業界の声をしっかりと反映したシステムであり、補償業務に携わる多くの方々にとって、欠かせないツールになると信じています。

「伝平」の強み

「伝平」の最大の強みは、補償業務の分野で日本初となる革新的なシステムである点です。このシステムは、従来の複雑な業務フローを劇的に簡略化し、効率化を図ることを可能にしています。日本初という位置づけは、単なる技術的な新規性を指すだけでなく、現場のニーズを的確に捉え、業務における実際の課題を解決するために開発された点が評価されています。

現地調査から成果品作成に至るまでのプロセスにおいて、これまで業界では複数のツールやソフトを駆使し、データを何度も手入力する手間が課題となっていました。「伝平」は、こうした非効率性を解消し、全ての作業を一つのシステム上で完結させる仕組みを提供しています。この「一元化」という点は、補償業務に携わる方々にとって、業務のスピードアップやミス防止に大きなメリットをもたらしています。

さらに、日本で初めてこの分野に特化したクラウド型システムとして提供されることで、データの共有やアクセスも容易になり、場所を選ばず効率的に業務を進めることができます。これにより、現場とオフィス間の連携も格段にスムーズになりました。

「日本初」であることは、「伝平」が補償業務の未来を切り開く存在であることを意味しています。この先進的なシステムを通じて、多くの企業が新しい業務スタイルを実現し、競争力を高める一助となることを目指しています。

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